関東鉄道常総線「007」「008」定期運行の終了で記念切符



「ありがとうキハ0形007・008号記念乗車券」の台紙(表)。【画像:関東鉄道】

関東鉄道は常総線のキハ0形気動車2両(キハ007号・キハ008号)が6月で定期運行を終了したことを記念し、7月8日から「ありがとうキハ0形007・008号記念乗車券」を発売する。

横8.7cm×高さ3.0cmの硬券D型乗車券2枚と横21cm×高さ14.8cmの台紙のセット。台紙には沿線の走行シーンやデビュー当時の写真を掲載し、青とベージュ色をベースにした色合いでまとめた。乗車券はキハ007号・キハ008号の製造途中の姿や、夜間に車両基地で撮影した車両の写真を掲載した。

1セット500円で500セットの発売。常総線の取手・守谷・水海道・下妻・下館の各駅と竜ヶ崎線の竜ヶ崎駅、ネットショップ「関鉄WEBショップ」で販売される。

キハ0形は1982年から1984年にかけ8両(2両編成4本)が製造された常総線の気動車。車体は新造だが、国鉄キハ20系気動車の機器を流用している。

関東鉄道によると、1984年にデビューしたキハ007号・キハ008号は、その車両番号から「関鉄の007(ゼロゼロセブン)」と呼ばれた。昭和後期から平成初期かけ、常総線沿線の人口が増加の一途をたどった時代の安定輸送を担ったという。

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