JR西日本の津山線に「新たな観光列車」導入 キハ40系を使用、列車名を募集



「新たな観光列車」として運用されるJR西日本のキハ40形。塗装は淡いピンク色に変わる。【画像:SakuraiAmi/写真AC】

JR西日本は5月20日、岡山で開催される観光キャンペーン「岡山デスティネーションキャンペーン」にあわせ、「新たな観光列車」を導入すると発表した。列車名を一般から募集する。

「新たな観光列車」は来年2022年7月に導入する予定。岡山県北エリアに向け津山線の岡山~津山間などで運行する。

車両はキハ40系気動車1両を使用。観光列車のほか定期列車でも運用する。車体の外装は淡いピンク色の1色にする計画。JR西日本はこの塗装について「温泉・おもてなしがもたらす癒しを連想させ、岡山県北に名所が点在し、かつ日本を代表する花のひとつ、桜の色でもある」としている。

観光列車としての運行時は、食事できるテーブルを含む「ゆったりとした配席」に。地元食材を活かしたオリジナルの弁当などを提供する。このほか、車内アテンダントによる観光案内を実施。地元関係団体と連携して津山駅を拠点に岡山県北エリアを満喫できる「周遊アクセス」を同時に整備する予定という。

列車名の募集期間は今年2021年5月22日~6月20日。JR西日本の岡山支社の公式ツイッター「くまなく・たびにゃん」へのダイレクトメッセージ(DM)などで受け付ける。

《関連記事》
小湊鉄道「キハ40」今春の営業運転開始に向け「最後の仕上げ」へ
「ウエストエクスプレス銀河」京都~新宮間の時刻表など決定 下り夜行・上り昼行