京都鉄道博物館は12月9日から20日までの期間、JR四国の特急型気動車「キハ185系」2両の特別展示を実施する。四国の特急「しおかぜ」「南風」運行開始50周年の記念企画。
展示されるキハ185系は緑色の帯をまとった国鉄時代のカラーリングを再現したもの。営業用の線路につながっている本館1階「車両のしくみ／車両工場」エリアで展示される。期間中の土曜・休日は「しおかぜ」「南風」のヘッドマークも掲出する。
特別展示にあわせ、JR四国のグッズ販売（12月9～11・17・18日、10時30分～16時）を実施。キハ185系に続き導入された2000系特急型気動車の開発に深く関わった、同社顧問の松田清宏氏らによる特別講演会（12月17日14時～）も行われる。
キハ185系は国鉄末期にデビューした四国向けの特急型気動車。国鉄の特急型車両としては初めてステンレス車体を採用して軽量化を図ったほか、機関直結式の冷房装置を採用するなどして短い編成でも運用できるようにした。
分割民営化後の1988年まで52両が導入されたが、翌1989年以降は世界初の振り子式気動車となった2000系の導入にシフトした。
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