土讃線の日下駅「築74年」駅舎を自治体に譲渡 活用策を検討、改修へ



高知県日高村とJR四国は9月30日、土讃線・日下駅の駅舎をJR四国から日下村に譲渡することになったと発表した。

土讃線・日下駅の駅舎。【画像:asa3p/写真AC】

譲渡は10月1日。駅舎を譲り受けた日高村は耐震化と改修を行い、地域住民の交流スペースや鉄道利用者の待合室、公衆トイレなどを整備する。同村が検討委員会を設置し、駅舎の活用策について地元の意見を取り入れて検討する。駅舎整備は2023年度の予定。

日下駅は土讃線・小村神社前~岡花のあいだにある駅。現在の駅舎は1948年に設置されたもので74年が経過している。日高村とJR四国は駅舎が老朽化していることを受け、今後の維持方策や有効活用などについて協議を進めていた。1日の利用者数は2021年度で115人。

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