東海道本線の菊川駅、橋上化記念の「特別急行」運行 乗客は駅舎の先行見学も



JR東海は2月9日、東海道本線の菊川駅(静岡県菊川市)で整備を進めてきた橋上駅舎と自由通路を3月から使用開始すると発表した。これを記念した臨時列車も運行される。

菊川駅の新しい橋上駅舎のイメージ。【画像:JR東海】

自由通路は3月28日、菊川市が主催する完成式典の終了後に使用開始。橋上駅舎は翌日の3月29日の始発列車から使用開始する。

自由通路は延長約90m、幅4mで駅の南北を結ぶ。南口と北口に車椅子対応エレベーターとエスカレーターを設置。このうち南口のエレベーターは下り1番線ホームと兼用する。北口1階には多機能トイレを含む公衆トイレも設ける。橋上駅舎は車椅子対応エレベーターと多機能トイレを含む旅客トイレを設置。自動改札4通路と券売機2台を備える。

屋根を積み重ねたデザインとし、菊川市の特色である茶園・棚田・平野といった自然を表現した。天井材には東海道新幹線の再生アルミを採用。コンコースと旅客トイレは自然採光を活用して環境負荷の低減に配慮したという。

新しい菊川駅のイメージ(改札外の自由通路)。【画像:JR東海】
新しい菊川駅のイメージ(改札内)。【画像:JR東海】

臨時列車は「特別急行『きくがわ』号」として3月28日に運行。運行区間と時刻は静岡11時11分発→菊川11時38分着で途中的には停車しない。車両は313系電車8000番代の6両編成を使用する。乗客には静岡県産のヒノキを使用したオリジナル記念乗車証をプレゼント。菊川駅に到着後、新しい駅舎の一部を先行して見学できる。

全車普通車指定席で窓側席のみ販売。乗車には普通乗車券と「きくがわ」の指定席特急券(1490円)が必要だ。定期券では利用できない。1カ月前の2月28日10時から全国のおもな駅・旅行会社の窓口や指定席券売機、ネット予約サービス「えきねっと」「e5489」で販売する。

「きくがわ」で使用される予定の313系8000番代。【画像:nozomi500/写真AC】

菊川駅の出入口は従来南側のみだったが、駅の北側で住宅や商業施設の開発が進んだことから駅舎の橋上化と自由通路の整備が計画された。

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