台湾の台北駅で「シウマイ弁当」販売 横浜駅弁の崎陽軒が海外1号店を8月オープン



横浜駅の駅弁「シウマイ弁当」を製造、販売している崎陽軒は7月27日、台湾の台北駅(台北市中正区)に海外1号店を設け、8月7日にオープンすると発表した。

台北駅の在来線地下ホーム。【撮影:草町義和】

台北駅1階の改札外に店舗を設け、「台湾版シウマイ弁当」(175台湾ドル)や「昔ながらのシウマイ20個入」(360台湾ドル)、「焼焼売(やきシウマイ)4個入」(80台湾ドル)、「横濱月餅」(85台湾ドル)などを販売する(1台湾ドル=約3.7円)。

台湾の鉄道では日本と同様、駅弁を販売する文化がある。崎陽軒によると、温かいものを好む食文化を持つ台湾では、駅弁を購入すると列車の乗車前に駅構内で食べてしまう人が多いことから、台北駅店で販売するシウマイ弁当もシウマイと米飯を温かい状態で提供するという。

台北駅には2017年、姫路駅(兵庫県姫路市)の駅弁を製造、販売しているまねき食品が駅弁販売店「招来日日便當」をオープン。崎陽軒も2018年に台湾の食品展示会でシウマイ弁当を紹介し、昨年2019年1月には台北市内の百貨店でシウマイ弁当を試験的に販売した。今年2020年5月に現地法人を設立。台湾への進出を本格化させる。

台北駅にオープンする店舗と「台湾版シウマイ弁当」のイメージ。【画像:崎陽軒】