西武鉄道・西武ホールディングス・kiwamiの3社は1月15日、「アバター技術」を活用した遠隔接客サービスの実証実験を行うと発表した。1月16日から西武線の4駅で順次実施する。

デジタルコンテンツメーカーのkiwamiが開発、提供するアバター遠隔接客システム「xR Cast」を活用。所沢駅(南改札)と練馬駅(西口)、東飯能駅、西武新宿駅(北口)にタッチパネル方式の端末を設置する。
駅構内や切符、乗換などの定型的な案内はタッチパネ操作で実施。日本語のほか英語・中国語・韓国語の多言語による案内も可能だ。それ以外の非定型的な案内は、駅員が画面上のアバター(バーチャル駅員)を通じて遠隔で応対する。3社は「(タッチパネルと遠隔の)ハイブリッド形式により、ディスプレイ上のご案内であっても、対面の接客と変わらない温かさ・安心感のあるサービスを提供します」としている。

3社によると、少子高齢化に伴う労働力不足を見据え、西武鉄道は駅業務や運転業務、施設メンテナンスなどの鉄道業務でデジタル技術を活用した高度化・効率化を推進している。西武ホールディングスは今回の実証実験を通じて得られた利用動向やサービスの提供状況を踏まえ、西武グループ内のほかの事業への展開を検討するという。
アバターはコンピューターネットワーク上でユーザーの分身として使われるキャラクター。神や仏の化身を意味するサンスクリット語の「アヴァターラ」に由来する。
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