名古屋市は12月22日、南区内を中心に名鉄名古屋本線を高架化する連続立体交差事業(連立事業)について、都市計画案の概要を公表した。近く説明会と公聴会を開催する。

この連立事業は、名古屋市南区呼続1丁目から緑区浦里5丁目まで約3.9kmを事業区間とし、名鉄名古屋本線の線路を高架化するもの。12カ所の踏切を解消するとともに、桜・本笠寺・本星崎の3駅を高架化する。都市計画上の名称は「名古屋都市計画都市高速鉄道名古屋鉄道名古屋本線(その2)」。


工事は仮線工法で実施。現在の線路の脇に仮の線路を敷設し、これにより空いた現在線の敷地に高架橋を建設する。高架化後、仮線の敷地に道路を整備する。

現在の事業スケジュールの想定では、2期に分けて実施。まず本星崎駅付近を第1期事業区間とし、事業認可取得後10~15年目の事業完了を目指す。続いて桜駅と本笠寺駅を含む第2期事業区間に着手。事業認可取得後25~35年目の事業完了を目指す。

名古屋市は今後、来年2026年1月20日から24日にかけて地元説明会を3カ所で開催。2月21日には公聴会を実施する。その後、都市計画案を作成して都市計画を決定し、事業認可を経て事業に着手する方針だ。

名鉄名古屋本線ではこのほか、呼続1丁目寄りにある呼続駅付近の約0.8kmでも河川改修の一環として橋梁改築・高架化事業が事業中。踏切2カ所を解消するとともに呼続駅を高架化する。こちらの事業期間は2037年度までの予定。
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