名鉄名古屋本線・桜~本星崎の高架化、名古屋市が地質調査の入札を公告



名古屋市は12月1日、「名鉄名古屋本線(桜駅~本星崎駅間)連続立体交差事業に伴う地質調査業務」の入札後資格確認型一般競争入札を公告した。

名鉄名古屋本線の高架化区間。まず本星崎駅付近(赤)と呼続駅付近(緑)を高架化し、その後残りの区間(青)を高架化する方向で事業が進められる見込みだ。【作成:鉄道プレスネット編集部/国土地理院の地図を加工】

対象となる調査地点は、名古屋市南区寺崎町と呼続4丁目の2カ所。業務内容は概略設計で必要な地質調査とその解析になる。開札日時は12月17日9時15分、履行期間は契約締結日から2021年3月19日まで。予定価格(税抜き)は1132万6000円。12月14日から16日17時まで、入札書と積算内訳書の提出を受け付ける。

この連立事業は、名古屋市南区呼続2丁目から阿原町地内までの約3.9kmで、名古屋鉄道(名鉄)名古屋本線の線路を高架化。12カ所ある踏切を解消する。桜・本笠寺・本星崎の3駅が高架駅になる。このほか、この連立事業区間の北寄りにある呼続駅付近も、河川整備事業の一環として高架化される。

連立事業は本星崎駅付近の第1期区間と、それ以外の区間の第2期区間に分けて実施することが考えられている。事業認可から14~15年かけて第1期区間を整備し、これと同時期に呼続駅付近の高架化も実施。第2期区間は事業認可の15年目から35年目にかけて整備される見込みだ。来年度2021年度中にも都市計画の変更手続きが行われ、変更手続きが完了次第、事業認可される見通し。