JR東日本の大宮支社は12月19日、東武線に直通する特急列車で使用している電車の外装を変更すると発表した。JR線~東武線の相互直通運転開始20周年を記念したもの。

外装を変更するのは、JR東日本が東武線への直通列車として使用している253系特急型電車の1000番代で6両2編成。外装は現在、赤・朱・黄の3色を用いたデザインで、赤と朱色は日光のシンボルである2社1寺や神橋、黄色はニッコウキスゲや紅葉を表現している。変更後は青をベースとし、黄色の帯を2本配したデザインになる。
大宮支社によると、JR社員が考案した三つのデザインのなかから社内投票で決定した。青色は日光東照宮の東西透塀(すきべい)へ印象的に用いられる青(群青色)のほか、日光山輪王寺の秘仏五大明王像や日光二荒山神社の二荒霊泉から着想。帯の黄色はニッコウキスゲや2社1寺の社殿などに見られるきらびやかな金をイメージしている。2本の帯は二つの行先(鬼怒川温泉行きと東武日光行き)を象徴したものという。
まず1編成目が来年2026年6月ごろに運行を開始。2編成目は同年秋ごろに運行を開始する予定だ。
JR線と東武線の相互直通運行は2006年に始まった。現在の運行区間は原則として新宿~東武日光・鬼怒川温泉で、すべて特急列車。新宿~栗橋はJR線を走行し、栗橋~東武日光・鬼怒川温泉は東武線を走る。列車名は「日光」「きぬがわ」だが、東武鉄道の車両を使用する直通列車は名称に「スペーシア」が加わる。


東武鉄道の車両による直通列車は2006年以来、100系特急型電車「スペーシア」のまま。JR東日本の直通列車は特急型電車の485系と189系で運行されていたが、2011年には成田空港アクセス特急「成田エクスプレス」で使われていた235系が投入された。その際、車体の塗装が変更されている。
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