東京メトロは11月19日、南北線の延伸事業について「大深度地下の公共的使用に関する特別措置法」(大深度地下法)に基づく事前の事業者間調整を実施すると発表した。

南北線は現在、品川~白金高輪の2.8kmを延伸する事業が進められている。東京メトロが大深度地下法に基づき11月19日に東京都に提出した事業概要書によると、大深度地下の事業区域は東京都港区白金台2・3丁目の約1kmで、地表面からの深さは約45~53mになる。
地下トンネルは外径約10mで、これを含む事業区域は幅と高さがそれぞれ約11m。最も深い場所は地下約64mになり、20階建てのビルに相当する。



大深度地下法は地表面から40m以上深い地下か建物の支持地盤から10m以上深い地下(大深度地下)に整備する公共施設を対象にした法律。同法に基づく大深度地下の使用認可を受けた場合、地上の地権者などに対する補償が原則的には不要になり、事業費を抑えることが可能になる。鉄道では2014年、JR東海が中央新幹線の地下トンネル整備で大深度地下の使用手続きを開始。2018年に認可されている。
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