インド南部の都市ベンガルールで8月10日、ベンガルール・メトロの3路線目となるイエローラインの開業式典が行われた。式典にはインドのナレンドラ・モディ首相が出席して新線の開業を祝った。

ベンガルール・メトロは2011年にパープルライン(約43km・37駅)が開業。2014年にはグリーンライン(約33km・32駅)が開業した。イエローラインは約19km・16駅。ベンガルール南東部に延びる路線で、IT企業の集積地や住宅地域を結ぶ。運行本数は1日約70本。中国中車の車両が導入された。

イエローラインは用地取得の難航やコロナ禍、車両製造の遅延などを影響を受け、開業が当初の予定より4年近く遅れた。モディ首相は開業式典の当日、「イエローラインはIT関係者に利益をもたらす。主要な道路の渋滞も軽減される」と述べ、イエローラインの整備効果をアピールした。
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