大阪モノレール延伸の工事進捗率「2割超え」さらなる開業延期・事業費増額の可能性は?



2033年ごろの開業が見込まれている大阪モノレール線の延伸工事は、進捗率が2割を超えた。延伸区間の全線で支柱や軌道桁、駅、車両基地などの建設工事が進んでいる。

東大阪市本庄西付近では大阪モノレール線の鉄筋コンクリート造り(RC)の支柱が完成した。【画像:大阪府】

大阪モノレール線の延伸区間は、門真市駅から近畿自動車道沿いに南下して近鉄奈良線との交差部を結ぶ8.9kmが事業中。門真市駅寄りから順に松生町・門真南・鴻池新田・荒本・瓜生堂の5駅(いずれも仮称)が新設される。

大阪府によると、執行した予算は2024年度末時点で320億円。インフラ部の事業費は約1442億円とされており、予算執行ベースでの進捗率は22%になった。詳細設計は約9割が完了し、支柱建設工事も約7割が発注済みという。

延伸区間のおもな発注済み工事。【画像:大阪府】
門真市桑才新町付近:RC支柱が完成。その脇ではプレストレストコンクリート(PC)軌道桁の製作場が建設中だ。【画像:大阪府】
門真市桑才新町付近:RC支柱と鋼軌道桁が完成。【画像:大阪府】
大阪市鶴見区茨田大宮付近:完成したRC支柱が並ぶ。【画像:大阪府】
東大阪市西岩田付近:RC支柱が建設中。【画像:大阪府】
東大阪市瓜生堂付近:車両基地が建設中。【画像:大阪府】

延伸区間は2020年に着工。当初は2029年の開業を予定し、インフラ部の事業費は約786億円とされていた。しかし軟弱地盤に対応するための工法への変更に伴い、開業時期は4年延期して2033年ごろの見込みに。インフラ部の事業費も物価高騰や工法の変更などにより増額された。

大阪府によると、事業期間がさらに延びる可能性は低い。事業費についても物価変動によるリスクは高まっているものの、現状より3割以上増額になる可能性は低いとしている。

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