飯田線「QR決済」ICカード未導入の区間で実証実験 「スムーズな運賃収受」検証



JR東海は7月17日、飯田線の一部区間でQRコード決済の実証実験を実施すると発表した。車掌が乗務しないワンマン列車のスムーズな運賃収受を目指して検証する。

飯田線の列車。【撮影:草町義和】

実証実験は8月1日~10月31日の3カ月間、飯田線・豊橋~辰野のうち長野県内の川路~宮木で実施。この区間内の駅で降りる際の車内での運賃収受が対象になる。駅員がいる飯田駅と伊那市駅は実証実験の対象外。車掌が乗務する列車も対象外だ。

決済アプリはPayPay。客がスマートフォンなどにインストールされたPayPayアプリを起動し、運転士が提示するQRコードを読み取る。JR東海は今回の実証実験で客の利便性や乗務員の業務、列車運行への影響を調査するとしている。

QRコード決済の実証実験が行われる区間にある飯田線の元善光寺駅。【画像:ゆうすけかりんと/写真AC】

飯田線では2010年、豊橋~豊川にJR東海の交通系ICカード「TOICA」が導入され、今年2025年3月にTOICAのエリアが豊橋~本長篠に拡大した。QRコード決済の実証実験が行われる区間を含む本長篠~辰野では、TOICAが導入されていない。

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