「日本を上回る」スペイン国鉄とJR東海が協力覚書を締結 運行・保守の情報交換など



スペイン国鉄(Renfe=レンフェ)は5月31日、同社グループのレンフェ・インターナショナル・プロジェクツ(RPI)とJR東海が協力覚書を締結したと発表した。

レンフェ(左)とJR東海(右)の列車。【画像(左):雁坂出版社/写真AC、撮影(右):草町義和】

覚書の締結は4月23日、スペインの首都マドリードのRPI本社で行われた。JR東海とRPIは高速鉄道と在来線の運行・保守、国際市場での協業の機会などについて定期的な情報交換と人事交流を行う。

JR東海とRPIの覚書締結式の様子。【画像:レンフェ】

レンフェは「スペインは世界第2位の高速鉄道網を有し、総延長は3973kmにのぼる。これは中国に次ぐ規模で、日本を上回っている」とアピール。今回の覚書締結について「レンフェは鉄道分野における世界的プレーヤーとしての役割を強化し、一流の国際鉄道事業者と戦略的提携を結び、持続可能で効率的かつ世界的につながるモビリティの発展に貢献する」としている。

《関連記事》
JR西日本「スペイン」鉄道管理機構とAI活用などで連携、覚書締結
スペイン高速鉄道の検査車両「ドクター・アブリル」製造へ 名前は「日本の慣習」