東海道新幹線「のぞみ」グリーン車「一人で2席」利用できるサービス



JR東海は2月24日、東海道新幹線「のぞみ」グリーン車の隣り合う2席を一人で同時に利用できる「EXグリーンプラスワン」を発売すると発表した。4月8日から期間限定で設定する。

東海道新幹線で運用されているN700Sのグリーン車。【画像:こうたろう0125/写真AC】

購入できるのはネット予約サービス「スマートEX」「エクスプレス予約」の会員。隣の席が空いている場合に限り、乗車日2日前の5時30分から列車発車時刻の4分前まで購入できる。設定・発売期間は4月8日~6月30日で、ゴールデンウィークの4月28日~5月7日は利用できない。

発売額は「スマートEX」「エクスプレス予約」ともに同額で、東京・品川~新大阪は2万3860円。「エクスプレス予約」の所定額(2月28日時点の東京~新大阪、グリーン車利用で1万8480円)と比べた場合、5000円ほどの追加料金で倍のスペースを確保できることになる。

「EXグリーンプラスワン」の発売額。【画像:JR東海】

鉄道事業の規則では、一人で2席以上の指定席を同時に利用することはできないと定めていることが多い。指定席券類を2枚(2席分)購入しても、どちらか1枚が実質無効になる。コロナ禍後は一人で2席使える特例を定めたり企画切符を発売したりしている鉄道事業者もある。

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