観光列車「あめつち」木次線で特別運行 山陰本線から直通



日本旅行とJR西日本は5月2日、山陰本線の観光列車「あめつち」を木次線で6月に特別運行すると発表した。

通常は山陰本線で運行されている「あめつち」。【画像:KUZUHA/写真AC】

運行日は6月4・11日の計2日。通常は山陰本線の鳥取~出雲市が運行されているが、特別運行では山陰本線から木次線に直通し、松江~宍道~出雲横田を走る。

運行時刻(5月2日時点の予定)は下りが松江8時49分→宍道9時27分→木次10時06分→出雲横田11時19分、上りは出雲横田11時56分→出雲三成12時29分→木次13時08分→宍道13時47分→松江14時07分。

団体旅行専用列車として運行され、乗車に際しては日本旅行 TiS 松江支店が発売する旅行商品を購入する必要がある。旅行代金は大人一人の場合、7500~9800円。

木次線の観光列車はトロッコ列車「奥出雲おろち号」が1998年から運行されているが、車両の老朽化のため本年度2023年度に運行を終了する予定。来年度2024年度からは「あめつち」が運行される予定で、4月には松江~出雲横田で関係者向けの試乗会が行われた。

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