日暮里・舎人ライナーまたダイヤ改正で増発 混雑率190%近くに



東京都交通局は3月11日、日暮里・舎人ライナーのダイヤ改正を3月28日に実施すると発表した。新型車両の増備にあわせ、列車を増発。平日は見沼代親水公園発の朝8~9時台に計4本増発し、夕方から夜間の17~23時台は計8本増発する。

日暮里・舎人ライナーの列車。【撮影:草町義和】

日暮里・舎人ライナーは日暮里(荒川区)~見沼代親水公園(足立区)間9.7kmを結ぶ路線。新交通システムの一種で、ゴムタイヤ式の車両が専用通路を無人自動運転で走る自動案内軌条式旅客輸送システム(AGT)を採用している。

2008年の開業以来、利用者は増加基調がずっと続いている。ほぼ1~2年おきに混雑緩和を目的とした増発を行っているが、混雑率の悪化に歯止めがかかっていない状態だ。2010年度の混雑率が162%だったのに対し、2018年度の混雑率は189%だった。