大井川鉄道「星空列車」完全予約制で運行 全国2位の星空を「秘境駅」で観察



大井川鉄道(静岡県)は11月2日、井川線「星空列車」の2020~2021年冬季シーズンの運行スケジュールなどを発表した。

奥大井湖上駅に停車する「星空列車」。【画像:大井川鉄道】

通常は夜間に列車が運行されていない井川線の千頭~奥大井湖上間を往復。折返し地点の奥大井湖上駅で星空を観察することができる。運行時刻は往路が千頭16時53分発→奥大井湖上18時01分着・19時00分発→千頭20時05分着。運行日は2020年12月12・19日と2021年1月9・16日、2月6・13日、3月6・13日になる。

乗車に際しては事前に予約し、「星空観察特別乗車券」(大人1440円・子供720円)を購入する必要がある。千頭~奥大井湖上間の往復乗車券に「星空クリアファイル」が付く。2020年12月と2021年1月の運行分は11月2日の14時に予約受付を開始し、20212・3月運行分は前々月1日の14時に予約受付を開始。運行日の4日前まで申込みを受け付ける。

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、本シーズンは完全予約制で運行されることになった。1回あたりの定員は96人。荒天や申込者が10人に満たない場合は運行が中止される。

奥大井湖上駅は長島ダムのダム湖を一望できる場所にある。周囲には民家がないことから利用者が極端に少なく、「秘境駅」のひとつとされている。大井川鉄道によると、同駅付近は人家がなく人口の明かりも少ないため、星空の観察には適しているという。

環境省主催「全国星空継続観察(スターウオッチング・ネットワーク)」の2006年夏季調査では、一般参加団体による写真撮影部門で、奥大井湖上駅のある静岡県川根本町が「夜空の明るさが星の観察に適した場所」の全国第2位に選ばれている。