京急600形「かつての姿」「現在の姿」集合の撮影会 デビュー30周年



京急グループの京急アドエンタープライズは12月7日、「600形大集合撮影会!」と題したツアーを開催する。デビュー30周年を迎えた京急電鉄600形電車を久里浜工場に集め、撮影会を行う。

京急電鉄の600形。【画像:京急電鉄】

当日は京急久里浜駅に9時集合。同駅から貸切列車に乗って久里浜工場に向かう。10時ごろから12時20分ごろまで撮影会を実施。その後、貸切列車に乗って京急久里浜駅に戻る。

撮影会で展示される600形は、青い車体の「KEIKYU BLUE SKY TRAIN」を含む現行車両に加え、フィルムシートを使って「かつての600形」を再現した600形も展示。前面窓下のワイパーカラーがグレーだった登場当時の姿を再現する。また、600形デビュー当時の「ツイングル号」のヘッドマークを再現して掲出する。

600形の第606編成「KEIKYU BLUE SKY TRAIN」。【画像:京急電鉄】
デビュー当時のデザインを再現した600形も展示される。【画像:京急電鉄】
「ツイングル号」ヘッドマークの再現イメージ。【画像:京急電鉄】

募集人数は100人で料金は1万8500円。申し込みは「京急 楽・宴ツアー」で受け付ける。申込期間は11月16日10時から11月25日17時まで(先着順)。

600形は30年前の1994年にデビュー。地下鉄(都営浅草線)への乗り入れに対応しつつ、座席はロングシートではなくオールクロスシートを採用した。ドア付近の一部の座席は2人掛けと1人掛けの両方に転換できる「ツイングルシート」を採用。ラッシュ時は1人掛けにすることで立席スペースを拡大するなど、利用状況に応じた使い分けに対応した。

600形デビュー時の車内。1人掛けになっている部分は2人掛けに転換できる「ツイングルシート」を採用している。【画像:京急電鉄】
現在の600形の車内。一部を除きロングシート化された。【画像:京急電鉄】

2005年以降はドア間の座席をロングシート化する改造を実施。この際、第606編成の塗装が青に変更され「KEIKYU BLUE SKY TRAIN」になった。現在は8両8編成と4両6編成の合計88両が運用されている。

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