東京メトロ半蔵門線の駅に「清掃ロボ」導入 車両と同じ色でデザイン



東京メトロと同社子会社のメトロセルビスの2社は、5月30日から半蔵門線の水天宮前駅で「清掃ロボット」を運用する。

半蔵門線の車両。【撮影:】

導入するロボットは、アマノ製の小型床洗浄ロボット「HAPiiBOT(ハピボット)」。水天宮前駅の改札外コンコースを清掃対象として閑散時間帯に1回2時間程度、不定期に使用する。2社が公表したイメージによれば、外装は半蔵門線のラインカラーである紫色を採り入れたデザインでまとめている。

東京メトロが導入する清掃ロボ「HAPiiBOT」。【画像:東京メトロ】

HAPiiBOTはAIを搭載した自律走行型。人やモノを認識して障害物を自動的に回付する機能を持つ。ただし清掃時は安全性を確保するため、周囲にいる人への音声案内に加え、回転灯やウインカーなどでの注意喚起を実施。点字ブロックは視覚障害者の安全を考慮し、従来通り駅清掃員が清掃する。

東京メトロとメトロセルビスは、清掃ロボットの導入について「将来にわたり、清掃業務における人手不足が見通される社会情勢等を踏まえ、持続可能な事業運営体制の確立と、駅清掃員の負担軽減や清掃品質の安定化を目的として、運用いたします」としている。

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