名鉄の中部空港アクセス特急「ミュースカイ」土休日の8両編成を拡大



名鉄は5月9日、中部空港アクセス特急「ミュースカイ」の車両を増やすと発表した。5月24日から土曜・休日の一部の「ミュースカイ」を4両から8両に増結して運転する。

名鉄の中部空港アクセス特急「ミュースカイ」。【画像:猫三郎/写真AC】

土曜・休日ダイヤの「ミュースカイ」は現在、中部空港行きが32本。このうち56%で8両編成で、それ以外は4両編成で運転されている。5月24日からは8両編成の列車を6本増やして24本とし、8両編成の割合を75%に増強する。中部空港発の「ミュースカイ」も現在は31本のうち17本(55%)が8両編成だが、5月24日から6本増の23本(74%)に増強する。運転本数や平日ダイヤの車両数は変更しない。

名鉄の中部空港アクセス特急「ミュースカイ」。【画像:猫三郎/写真AC】

中部空港の年間旅客数はコロナ禍が本格化する前の2019年度で約1260万人だったが、コロナ禍の2020年度は約202万人に激減。その後は徐々に増加し、昨年度2024年度は未確定値ながら約1104万人とコロナ禍前の水準に戻っている。

名鉄は中部空港に加え、空港島内にある愛知県国際展示場を訪れる土曜・休日について、「ミュースカイ」の増結運転を行い、中部空港アクセスの利便性を向上するとしている。

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