しなの鉄道(長野県)は6月12日に発生した脱線事故の影響で、一部区間の運休が続いている。6月13日18時20分時点では、しなの鉄道線・田中~戸倉の23.6kmが終日運休。バスによる代行輸送が行われている。これ以外の区間は運行しているが、一部の列車が運休している。
しなの鉄道が6月13日12時30分時点の情報として公表した6月14日の運行計画によると、田中~戸倉は引き続き終日運休し、代行バスを運行。復旧作業に時間がかかっているためという。軽井沢~田中と戸倉~篠ノ井は運行するが、一部の列車が運休する。
下り列車は小諸7時07分発の長野行き特別快速「しなのサンライズ号」と上田19時05分発の長野行き特別快速「しなのサンセット1号」が全区間で運休。小諸7時50分発の長野行き普通列車は終日運休の田中→戸倉のほか小諸→戸倉も運休し、運行区間を戸倉→長野に短縮する。
上り列車は長野発6時39分の小諸行き普通列車の運行区間を長野→戸倉に短縮し、終日運休区間の戸倉→田中に加え田中→小諸も運休する。長野18時25分発の上田行き特別快速「しなのサンセット2号」と長野19時48分発の上田行き特別快速「しなのサンセット4号」は全区間で運休する。
しなの鉄道線は6月12日8時45分頃、上田駅の構内にある留置線で回送列車(4両編成)の前から3両が脱線する事故が発生。この影響で上田駅を含む田中~戸倉で運転の見合わせが続いている。
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