静岡鉄道「増発」10月10日ダイヤ変更 急行の復活は?



静岡鉄道は10月4日、静岡清水線のダイヤ変更を10月10日に実施すると発表した。コロナ禍による減便ダイヤが昨年2020年4月から続いていたが、緊急事態宣言の解除やワクチン接種率の上昇を受け、運転本数を増やす。

静岡鉄道の列車。【撮影:鉄道プレスネット編集部(AT)】

平日は朝ラッシュ時間帯の新静岡行きや日中・夜間を中心に増発。終電は30分繰り下げ、新静岡・新清水両駅とも23時30分発にする。始発・終発と運転間隔は次の通り。

始発:6時00分発(変更なし)
早朝時間帯(6~7時):15分間隔(変更なし)
朝ラッシュ時間帯(7~9時):5~6分間隔(現在は6分間隔)
日中時間帯(9~17時):8分間隔(現在は10分間隔)
夕方ラッシュ時間帯(17~19時):6~7分間隔(変更なし)
夜間時間帯(19時以降):8~20分間隔(現在は10~20分間隔)
終発:23時30分発(現在は23時00分発)

土曜・休日は7~19時台が8分間隔、19時以降を10~20分間隔になる。

コロナ禍前のダイヤ(2020年4月10日時点)との比較では、平日の終電は15分の繰り上げ。平日日中の運転間隔も1~2分ほど長い。このほか、朝ラッシュ時に運転されていた急行列車は「お客様が集中する」(静岡鉄道)として、今回のダイヤ変更では復活しない。

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