静岡鉄道4月13日ダイヤ変更 新型コロナで利用減、朝ラッシュの急行運転中止と減便



静岡鉄道は4月8日、静岡清水線のダイヤを4月13日に変更すると発表した。新型コロナウイルス感染症の影響に伴う利用者の減少に伴い減便する。

静岡清水線を走る静岡鉄道の列車。【撮影:草町義和】

平日6~9時台の朝ラッシュ時間帯は、感染リスク低減のため利用者が集中する急行列車の運転を中止。すべて普通列車として6分間隔で運転する。おおむね6~7分間隔で運転されている日中時間帯(9~17時)は、利用状況にあわせて10分間隔の運転に変える。

夕方のラッシュ時間帯(17~19時)は利用状況にあわせるとしつつ、帰宅時間帯が含まれることを考慮して6~10分間隔に。19時以降の夜間時間帯は運転間隔を広げるとともに、終列車の時刻を23時00分に繰り上げる。土曜・休日は夜間時間帯を平日と同じとし、それ以外の時間帯は10分間隔で運転する。

静岡清水線は新静岡~新清水間の11.0kmを結ぶ、静岡鉄道の鉄道路線。東海道本線にほぼ並行している。地方の私鉄としては珍しい高頻度運転を行っている。静岡鉄道によると、利用者数が約30%減少しているという。