京成電鉄は1月27日、新型車両「3200形」の営業運行開始日を2月22日に決めたと発表した。おもに京成本線で運行される。

3200形は3500形電車など旧型車両の更新を目的に計画された新型電車。2両1ユニットとして1編成の車両数を4・6・8両と柔軟に変えられるようにしたのが特徴だ。外観デザインは京成車両の伝統となっている赤と青のカラーリングを踏襲。複数編成の連結運転時に通り抜けできるよう正面貫通ドアを中央に配置した。

車内には京成車として初めて車内非常通話装置と防犯カメラ装置を連動。緊急時に乗務員が迅速に対応できるようにした。また、各車両に車椅子スペースやフリースペースを設置してバリアフリーに対応。SiC-VVVF制御装置を搭載することで電力消費量を3500形から69%削減する。
1月24日に行われた3200形の報道公開では、京成電鉄は営業運行の開始日を明らかにしていなかった。2月15日には通常の営業運行に先立ち3200形の乗車・撮影ツアーが開催される予定。2月22日からはおもな駅で3200形のデビュー記念切符が販売される。
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