西武新宿駅にホームドア 西武初の大開口ドア、列車によっては「片開き」も



西武鉄道は3月4日、新宿線の西武新宿駅にホームドアを設置すると発表した。まず3月11日から2番線ホームのホームドアの使用を開始し、1番線と3番線のホームドアも順次整備する。

西武新宿駅2番線ホームのホームドア。【画像:西武鉄道】

2番線のホームドアは3月11日の11時20分頃より使用を開始する予定。続いて1番線ホームドアは6月頃に使用を開始し、3番線ホームドアの使用開始は7月頃になる予定だ。

西武新宿駅では特急車両や2ドア、4ドアというようにドアの数や位置の異なる車両が停車するため、 車両ドア位置の違いに対応した長尺多段式の大開口ホームドアが使われる。西武鉄道がこのタイプのホームドアを採用するのは、これが初めて。ただし4ドア車が停車した場合、転落防止ほろが付いていない先頭車同士の連結部での転落を防止するため、片側のみホームドアを開くようにする。

西武鉄道は池袋駅の2~6番線ホームと練馬駅にホームドアを設置済み。2020年度は西武新宿駅のほか高田馬場・所沢・国分寺の各駅に整備する予定だ。石神井公園・中村橋・富士見台・練馬高野台・新桜台の各駅も2021年度以降の整備を検討するという。

まず3月11日から2番線ホームドア(赤)の使用を開始。続いて1・3番線ホームドア(緑)を整備する。【画像:西武鉄道】
特急車両(左)と4ドア車(右)の停車イメージ。転落防止ほろがない部分のドアは片側のみ開く。【画像:西武鉄道】
各車両のホームドアの開口パターン。【画像:西武鉄道】