津軽鉄道は5月1日、ダイヤ改正を6月1日に実施すると発表した。人員不足に伴い減便する。現在の運行本数は上下とも13本。改正後は上りが2本減便の11本、下りは3本減便の10本になる。

津軽鉄道によると、乗務員(機関士)の退職に伴い、現行の運行本数を維持することが困難に。従来の1日乗務員3人体制から乗務員2人体制で安全な運行体制を維持するため、減便するという。
津軽鉄道はJR五能線・五所川原駅に隣接する津軽五所川原駅から津軽半島を北上して津軽中里駅に至る20.7kmの鉄道路線を運営。冬季は車内にダルマストーブを設置した「ストーブ列車」を運行していることで知られる。

津軽鉄道はダイヤ改正の発表にあわせ、「運行継続に向け一緒に働いてくれる職員を募集しています」と呼びかけている。
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