智頭線(兵庫県・岡山県・鳥取県)を運営する智頭急行はフリー切符をリニューアルする。従来の「智頭線1日フリーきっぷ」は4月30日をもって発売を終了。5月1日から「智頭線普通列車1日乗車券」を発売する。
従来の「智頭線1日フリーきっぷ」は発売額が1200円で、土曜・休日を中心とした指定日の1日に限り、智頭線の普通列車を自由に乗り降り可能。特急列車も自由席特急券を別に購入すれば普通車自由席を利用できる。
新たに発売される「智頭線普通列車1日乗車券」は2000円で実質800円の値上げ。利用できる日や期間の指定がない通年発売で、平日も含め1日に限り智頭線の普通列車を自由に乗り降りできる。特急列車は別に特急券を購入しても利用できず、乗車に際しては特急券のほか乗車券も購入する必要がある。
上郡・大原・智頭・佐用の各駅の窓口営業時間に販売。郵送でも購入できる。「智頭線1日フリーきっぷ」は普通列車の車内でも販売しているが、「智頭線普通列車1日乗車券」は普通列車内では販売しない。
智頭急行はこのほか、二人が同一行程の場合に限り智頭線の普通列車を2日間利用できる「普通列車ペアきっぷ」(2000円)を発売しているが、これも4月30日限りで発売を終了する。
智頭線は山陽本線の上郡駅から姫新線の佐用駅を経由して因美線の智頭駅を結ぶ56.1kmの第三セクター鉄道。普通列車のほか関西・岡山と鳥取を結ぶ特急「スーパーはくと」「スーパーいなば」も運行されている。
《関連記事》
・2023年「青春18きっぷ」発売額や利用期間は従来通り 春・夏・冬の3シーズン
・芸備線・東城~備後落合の運転再開「5月下旬」に 落石に接触、脱線