東京メトロ千代田線の北綾瀬駅「直結」商業施設のオープン日が決定



三井不動産は4月23日、「三井ショッピングパーク ららテラス北綾瀬」(東京都足立区)が6月24日にグランドオープンすると発表した。東京メトロ千代田線の北綾瀬駅に直結する。

ららテラス北綾瀬のイメージ。【画像:三井不動産】

ららテラス北綾瀬は地上4階・地下1階の商業施設。北綾瀬駅西側の駅前交通広場に面し、足立区が整備したペデストリアンデッキで北綾瀬駅の北改札に直接接続する。敷地面積は約8700平方mで延床面積は約3万1800平方m。ファッション14店舗やスーパー・食物販3店舗、レストラン・カフェ5店舗、フードコート10店舗など合計51店舗が出店する。約200台の駐車場と約600台の駐輪場を備える。

ららテラス北綾瀬の整備前(左)と整備後の周辺地図。【画像:三井不動産】
フードコート内のファミリースペースのイメージ。【画像:三井不動産】

三井不動産は「駅前立地の高いポテンシャルを活用し、駅前のにぎわいを創出することで活気のあるまちづくりに貢献します」とアピールしている。

北綾瀬駅は1979年に開業。綾瀬駅と車両基地を結ぶ回送線の車両基地寄りに整備された。当初は千代田線の本線(綾瀬~代々木上原)からの直通運転はなく、綾瀬~北綾瀬のみ区間運転する3両編成の列車が停車していた。

1日平均の乗降人員は2000年代後半で約2万5000人だったが、駅周辺の開発が進んだこともあり、2010年代半ばから急速に増加している。2019年度の乗降人員は過去最多の3万7943人を記録。その後はコロナ禍で一時落ち込んだが、2023年度は4万648人でコロナ禍前を上回った。

10両編成に対応した北綾瀬駅のホーム。【撮影:草町義和】

東京メトロは2015年、ホームの延長や改札口の新設など北綾瀬駅のリニューアル工事に着手。2019年3月にはホーム延長工事の完了で10両編成に対応し、綾瀬以南からの直通列車も停車するようになった。ららテラス北綾瀬と接続する北改札は2020年12月から使用を開始している。

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