東京地下鉄(東京メトロ)千代田線・北綾瀬駅の北側に整備された1番出入口と北改札が12月19日、使用を開始した。
ホームの北端に北改札が設けられ、ここから環状七号線(環七)をまたいで1番出入口につながる架道橋が整備された。架道橋と1番出入口は階段のほかエレベーターを設けられている。これにより環七の北側から環七を横断することなく北綾瀬駅を利用できるようになった。
新設した1番出入口は、周辺の公園などの景観に溶け込むよう、ガラス窓を多く採用した明るく開放的なデザインにしたという。
千代田線は綾瀬~代々木上原間21.9kmを結ぶ路線として計画されたが、綾瀬駅の北に車両基地を設け、綾瀬駅と車両基地を結ぶ回送線も整備された。回送線は将来の旅客営業を想定して整備されており、のちに車両基地の手前に北綾瀬駅を建設。1979年、綾瀬~北綾瀬間を結ぶ2.1kmの支線として旅客営業を開始した。
北綾瀬駅の開業時のホームは3両編成にしか対応しておらず、綾瀬~北綾瀬間のみ走る3両編成の列車が運転されていた。利用者の増加に伴い北綾瀬駅のリニューアルが計画され、2015年から工事に着手。昨年2019年3月にホームの延長工事が完了して10両編成に対応し、代々木上原方面からの直通列車が停車するようになった。