熊本市電「Visaタッチ」7月7日から実証実験 16編成が対応



熊本市電で7月7日から「Visaのタッチ決済」の実証実験が始まる。熊本市交通局と三井住友カード、ビザ・ワールドワイド・ジャパン、小田原機器、クアドラックの共同プロジェクト。

熊本市電の超低床車など16編成が「Visaのタッチ決済」に対応する。【画像:ビザ・ワールドワイド・ジャパン】

対象車両は熊本市電の16編成で、超低床車両6編成と普通車両10編成に「Visaのタッチ決済」読取機を設置。降車時に「Visaのタッチ決済」に対応したカードやスマートフォンなどを読取部にタッチすると運賃分が自動的に決済される。乗車時のタッチは不要。決済履歴はクアドラックが運営するサイト「Q-move」で確認できる。

「Visaのタッチ決済」読み取り部の設置想像図。【画像:ビザ・ワールドワイド・ジャパン】

大人普通旅客運賃(170円)と小児普通旅客運賃(90円)、大人障がい者等割引運賃(90円)、小児障がい者等割引運賃(50円)を支払える。ただし大人普通旅客運賃以外はタッチ前に乗務員に申告する必要がある。乗継割引・乗換割引は適用されない。辛島町停留場で乗り換える場合、乗務員に申告する必要がある。

実証実験の期間は来年2023年3月31日までの予定。

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