小田急電鉄は4月2日、小田急箱根グループの箱根登山バスが御殿場~強羅間を直通する臨時バスを運転すると発表した。一部区間の運休が続く箱根登山鉄道の鉄道線(箱根登山電車)の迂回(うかい)アクセスを強化する。
運転日は5月3~5日の3日間。JR御殿場線の御殿場駅(箱根乙女口)と箱根登山電車の強羅駅を結ぶ。運転本数は御殿場発が3本、強羅発が2本で、運賃は1020円。いずれも御殿場駅で小田急線~JR御殿場線を直通する新宿~御殿場間の「ふじさん」との連絡を図る。
箱根登山電車は箱根湯本~強羅間が昨年2019年の台風19号で路盤崩落などの被害が発生して運休中。現在はバスによる代行輸送が行われており、今年2020年7月下旬には運転を再開の見込みだ。
小田急電鉄は臨時直通バスの運転で御殿場~箱根間の広域観光ルートの充実を図るほか、代行バスの運転区間となっている箱根湯本~強羅間の迂回ルートとして箱根へのアクセスを強化するとしている。