ほくほく線(新潟県)を運営する北越急行は4月14日、HK100形電車に開業当初の「一般車両 旧デザイン」を施すと発表した。4月17日から運行する。

旧デザインに変わるのはHK100形の2両。初日の4月17日は六日町6時44分発の下り直江津行きから上下計5本の普通列車で運用される予定だ。4月18日は上下計7本、4月19日は上下計4本で運用される予定。北越急行は「復刻デザインの車両は普通列車に組み込まれ、今後、毎日の運行に使用されます」としている。
HK100形は、ほくほく線の開業にあわせて1997年にデビュー。セミクロスシートの一般車7両(HK100-1~7)と転換クロスシートのイベント対応車2両(HK100-8・9)が導入された。
いずれも両運転台で車体の構造も共通だったが、外装は一般車両とイベント車両で異なるデザインを採用。一般車両は「雪の白さをベースに北越急行のイメージカラーである『濃紺』と『赤』を、日本海の雄大さと夕陽に見立て、シンプルで明快なライン構成により表現」(北越急行)していた。

2010年以降のリニューアルで外装デザインは現在のものに変わったが、2024年にはHK100-4・10の外装をイベント対応車の旧デザインに変更していた。今回の一般車両のデザイン変更で、ほくほく線開業当時のHK100形のデザインがすべて復活することになる。
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