ほくほく線(新潟県)を運営する北越急行は5月1日、「元祖イベント仕様車両デザイン」を施した電車を運行すると発表した。5月4日から運行を開始する。
北越急行によると、HK100形電車のうちイベント仕様車(HK100-8・9)が1997年のデビュー時に施していた外装デザインを、HK100形一般車の2両(HK100-4・10)で復刻。普通列車の編成に組み込んで運用するという。
初日の5月4日の場合、六日町14時50分発の直江津行きと直江津16時07分発の越後湯沢行き、越後湯沢18時06分発の直江津行き、直江津19時48分発の越後湯沢行き、越後湯沢22時24分発の直江津行きで運用する予定。2両編成のうち六日町寄りが「元祖イベント仕様車両デザイン」の車両になる。
HK100形は1997年のほくほく線の開業にあわせて9両が導入されており、このうちHK100-8・9の2両がイベント仕様車だ。ほかの一般車がセミクロスシートなのに対しイベント仕様車は転換クロスシートで、外装も一般車とは異なるデザインを採用。雪の白をベースに北越急行のイメージカラーである赤と濃紺色をグラデーションで表現していた。
HK100-8・9はその後、車内で映像演出を行うためのプロジェクターを搭載した「ゆめぞらII」に改造されており、外装も2003年にデビューしたHK100形100番台「ゆめぞら」に準じた塗装に変更されている。
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