京急「新造車両」4月に展示会と試乗会、記念切符も 「転換座席」にトイレ付き



京急電鉄1000形の「新造車両」。【画像:京急電鉄】

京急電鉄は1000形電車「新造車両」のデビューに先立ち、展示会や試乗会を4月に実施する。記念切符も発売する。

展示会は4月17日の9時~15時30分、品川駅の3番線で実施。車内も見学できるがトイレを使うことはできない。続いて4月24日の8時20分~10時45分、品川~京急久里浜間で試乗会が行われる。いずれも抽選制で事前の申込が必要。3月29日10時から4月7日10時まで、京急電鉄ウェブサイトの特設ページで受け付ける。

記念切符「1000形新造車両デビュー記念乗車券」は4月25日7時から、京急蒲田駅の改札外特設ブースで販売される。D型硬券4枚セットで実物の座席シート地が付く。発売額は2000円で2000セット限定。

京急電鉄の1000形電車は2002年にデビューした車両。改良を重ねながら現在まで増備されている。本年度2020年度の増備分となる「新造車両」8両(4両編成2本)は、座席指定列車やイベント列車向けに開発。クロスシートとロングシートの両方に転換できる「デュアルシート」を採用した。また、同社の車両としては初めてトイレを設置し、全席にコンセントを設けている。

通常の営業運転は今年2021年5月6日から始まる予定。座席指定列車「モーニング・ウィング3号」に連結される。

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