三陸鉄道リアス線・盛~釜石で運休、一部迂回の代行バス運行 山林火災の影響続く



岩手県大船渡市の山林火災を受け、三陸鉄道はリアス線の一部区間で運転を見合わせている。

3月3日14時時点で運転を見合わせているのは、リアス線のうち南リアス線区間の盛~釜石。同区間で代行バスが運行されている。代行バスは避難指示地域を迂回しており、陸前赤崎・綾里・恋し浜・甫嶺の4駅は停車しない。

代行バスの時刻表。【画像:三陸鉄道】

大船渡市とその周辺地域では2月19日以降、山林火災が相次いで発生。2月26日午後に発生した大船渡市赤崎町合足の山林火災が現在も続いている。大船渡市によると、3月3日6時時点で約2100haが消失しており延焼中。死者1名が確認されているほか、民家など84戸が焼損した可能性があるという。

三陸鉄道は当初、避難指示区域が含まれる盛~三陸の運転を見合わせ、避難指示地域を迂回する代行バスを同区間で運行していた。しかし山林火災の影響で沿線への電力供給が停止したことから、運休区間とバス代行区間を盛~釜石に拡大した。

※追記(2025年3月12日23時33分)
3月11日の始発から全線で運転を再開した。

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