近鉄特急「12200系」4月は臨時列車で運転 大阪・名古屋~賢島、定期運用は2月で終了



近鉄は3月8日、定期列車での運用を終了した12200系特急型電車を臨時特急列車として4月に運転すると発表した。

近鉄特急の12200系。【画像:近鉄】

運転日は4月10・11・25・29日の4日間。大阪上本町~賢島間と近鉄名古屋~賢島間で各1往復する。運転時刻は次の通り。

列車番号3903:大阪上本町9時38分→賢島12時15分
列車番号8604:賢島16時36分→大阪上本町19時30分

列車番号3915:近鉄名古屋9時35分→賢島11時52分
列車番号4414:賢島14時08分→近鉄名古屋16時32分

乗車に際しては乗車券に加え特急券が必要。特急券は運転日1カ月前の10時30分から発売される。購入方法は通常の特急列車と同じだ。

12200系は1969年から製造された、近鉄の特急型電車。車内に調理コーナー(スナックコーナー)を設けた12000系特急型電車「スナックカー」(1967年)の改良型で「新スナックカー」と呼ばれたが、初期に製造された車両を除きスナックコーナーを省略した。特急車両としては最多の168両が製造され、近鉄特急の標準的な車両だった。

老朽化のため今年2021年2月12日で定期列車での運用を終了したが、当面は臨時列車やイベントツアーなどで運用される。