JR西日本のキハ40系「ノスタルジー」車両が「国鉄急行色」に 津山線と姫新線で運行



JR西日本は2月17日、岡山エリアの津山線や姫新線で運行しているキハ40系気動車のキハ47形「ノスタルジー」車両の塗装を「国鉄急行色」に変更すると発表した。2月29日から運行を開始する。

キハ47形「ノスタルジー」車両の塗装変更後のイメージ。【画像:JR西日本】

「ノスタルジー」車両は従来、国鉄キハ20系一般型気動車などで採用されていた塗装(一般色)を採用。窓回りはクリームで、それ以外の部分は赤だった。今回の塗装変更は、津山線と姫新線が乗り入れている岡山県津山市の要望によるもの。キハ58系急行型気動車などで採用されていた塗装(急行色)を採用し、一般色とは逆で窓回りが赤、それ以外の部分がクリームになる。

初日の2月29日は、津山線の快速「ことぶき」(岡山6時35分発→津山7時52分着)から運用を開始。姫新線の「雛まつり列車」(新見12時00分発→津山16時30分着)でも運用される。これ以降は通常、津山線や姫新線の津山~中国勝山間で運用される。

「ノスタルジー」車両は2016年にデビュー。国鉄時代に製造されたキハ47形を改造し、国鉄時代の普通車の標準的な内装を再現した。青色モケットの座席や瓶ジュース用の栓抜きなどが設置されている。

急行色のキハ58系キハ58形(左)。【撮影:草町義和】
一般色で塗られたキハ47形「ノスタルジー」車両(3両のうち後方の2両)。【画像:KUZUHA/写真AC】