国土交通省関東地方整備局の東京空港整備事務所は2月14日、羽田空港アクセス線(仮称)の工事について、「発進立坑」の工事の状況を明らかにした。

発進立坑は、シールド工法によるトンネルの掘削で使用する掘削機(シールドマシン)の発進地点となる場所。地上から地下に向かって掘削し、ここからシールドマシンなどの資機材を搬入する。
羽田空港内で建設中の発進立坑はP3駐車場から北西へ約250mの地点。東京空港整備事務所は1月23日に撮影した写真を公表し、「掘削が進み、見た目が縦穴になってまいりました」とコメントしている。


羽田空港アクセス線は、山手線・京浜東北線の田町駅付近から東京貨物ターミナル駅付近を経て羽田空港新駅(仮称)に至る区間(東山手ルート・アクセス新線)が2031年度の開業に向け工事中。JR東日本のプロジェクトだが、羽田空港内の地下トンネルは国の空港整備事業として国土交通省が整備する。
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