南海電鉄の鉄道分社化「準備会社」設立日が決定



南海電鉄は1月29日、鉄道事業の分社化に向け準備会社を設立すると発表した。株主総会での承認などを条件に来年2026年4月の分社化を目指す。

南海電鉄の関空アクセス特急「ラピート」。【撮影:草町義和】

準備会社の名称は「南海電気鉄道分割準備株式会社」。設立時の資本金は1000万円で南海電鉄が100%出資する。南海電鉄から準備会社に取締役と監査役を派遣する。今年2025年3月3日に準備会社を設立し、3月中に分割契約書を南海電鉄と準備会社のあいだで締結する予定だ。

その後は株主総会(2025年6月)での承認や所管官公庁の許認可などを経て、2026年4月に分社化する予定。南海電鉄は分社化による2025年3月期の連結業績に与える影響は軽微としている。

《関連記事》
南海電鉄の鉄道事業「分社化」決議 関西大手私鉄はすべて持株・分社に
東のスカイツリー=東武に対し西の通天閣は「南海」に 運営会社の株式取得