ことでん琴平線の新駅名称「多肥駅」に 駅前広場のイメージや図面を公表



ことでんと高松市は1月17日、ことでん琴平線の新駅の名称を「多肥(たひ)駅」に決めたと発表した。2026年度中の開業を目指す。

多肥駅の駅前広場(東口)のイメージ。【ことでん・高松市】

多肥駅は琴平線・太田~仏生山の高松市多肥地区に設ける新駅。琴平線と香川県道147号太田上町志度線が立体交差する場所の南側に整備する。栗林公園~仏生山で実施されている複線化事業の範囲内で、相対式ホーム2面2線の構造になる。

高松市が整備する駅前広場の平面図やイメージも公表された。駅の東西両側に整備し、路線バスやタクシー、送迎用自動車の乗降場などを設置。鉄道とバスの交通結節点になる。

多肥駅と駅前広場の平面図。【画像:ことでん・高松市】
東口のイメージ。【ことでん・高松市】
西口のイメージ。【ことでん・高松市】

駅番号は太田駅(K05)の駅番号にアルファベットの「A」を付加した「K05A」。前後の駅の駅番号は変更しない。2020年11月に開業した三条~太田の伏石駅も、三条駅の駅番号(K04)に「A」を追加して「K04A」としている。

ことでんによると、多肥地区は歴史と文化が豊かな地域。地元からの要望や周辺地域のにぎわい創出につなげたいとの思いを込めて名称を決めたという。

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