黄色い「つばめ」「はと」が「富士」を走るツアー JR東海バスが企画



JR東海バスは2月24日、「『つばめ』と『はと』の幸せの黄色い競演」と題したツアーを実施する。JR東海バスの「幸せの黄色いバス」と、はとバスのバス車両が富士山東麓のサーキット「富士スピードウェイ」(静岡県小山町)を走る。

JR東海バスの「幸せの黄色いバス」。【画像:JR東海バス】

名古屋駅広小路口で「幸せの黄色いバス」に乗り、8時00分出発。12時ごろ富士スピードウェイに到着し、はとバスのバス車両と合流してサーキットを2周する。1周目と2周目のあいだにサーキット上で記念撮影を実施。車両の乗り換えも行う。

旅行代金は1万9500円で38人を募集。JR東海バスのウェブサイトで2月3日まで申し込みを受け付ける。応募者多数の場合は抽選。

レモンイエローのはとバスが「幸せの黄色いバス」とともに富士スピードウェイを走る。【画像:JR東海バス】

「幸せの黄色いバス」は車体を黄色で装飾したバス。黄色い車体で知られる「ドクターイエロー」こと東海道・山陽新幹線の新幹線電気軌道総合試験車のうち、JR東海が所有する923形電車(T4編成)の引退を機にラッピングで装飾した。JRバスの特徴といえる「つばめマーク」もデザインされている。

東海道本線を走っていたころの特急「つばめ」の車両(1934年)。【画像:西尾克三郎】

はとバスは東京を中心に定期観光バスを運行。バス車両の車体の塗装は基本的に黄色(レモンイエロー)で統一されている。かつて東海道本線を走っていた特急「つばめ」「はと」が、同じく東海道本線の特急列車の列車名に使われていた「富士」の地に集う格好だ。

《関連記事》
もうすぐ引退「ドクターイエロー」道路を走る? JR東海バスが記念ラッピング車
「ドクターイエロー」T4編成はリニア・鉄道館で展示 T3編成「玉突き」で北陸へ