JR四国は徳島エリアの普通列車で運用している1200形気動車のリニューアルを行うことを決めた。同社が6月13日にまとめた昨年度2022年度第4四半期報告書のなかで明らかにした。
本年度2023年度は1200形1両をリニューアル。第1四半期(4~6月)に設計と材料の発注を行い、第3四半期(10~12月)からリニューアル工事を開始。第4四半期(2024年1~3月)に工事を完了する計画だ。このほか、2023年度は8000系特急型電車のリニューアルも行う。
1200形は、1990年から1997年にかけ56両が製造された1000形気動車の改造車。1000形は2006年にデビューした1500形気動車とは仕様上、連結して運行することができない。このため、1000形の一部車両が1500形と連結して運用できるよう改造され、形式名も1200形に変わった。その際、車体外観は1500形に準じたデザインに変更されている。1000形は徳島と高知の両エリアで運用されているが、1200形は徳島エリアのみ運用されている。
※配信当初、1200形の運用エリアに誤りがありました。おわびして訂正いたします。(2023年6月19日7時30分)
《関連記事》
・JR四国「ハイブリッド式ローカル気動車」入札を公告 2025年に量産先行車
・JR四国の特急電車8000系「リニューアル」車内イメージなど発表、コンセントも設置