西武鉄道と八海醸造(新潟県南魚沼市)の2社は2月8日、「『52席の至福』×八海山トレイン~銘酒八海山とともに至福のひと時を~」と題した特別企画運行を実施する。西武鉄道の観光列車「52席の至福」に乗り、日本酒「八海山」などを楽しみながら西武秩父駅(埼玉県秩父市)から西武新宿駅に向かう。

列車の運行時刻は西武秩父16時00分ごろ→西武新宿18時34分ごろ。車内では「純米大吟醸 八海山 時季限定」「特別本醸造 八海山」の2種を飲み比べることができるほか、沿線食材を使用したおつまみや「八海山」の酒かすを使用したかす汁、醤油糀の焼きおにぎりなどの料理を楽しめる。
旅行代金は2万円。申し込みは「52席の至福」ウェブサイトなどで受け付けている。20歳未満は申し込みできない。

八海山は新潟県南魚沼市にある入道岳(1778m)などの岩峰で構成される山。地元酒造会社の八海醸造が八海山の名を冠した日本酒を製造しており、新潟を代表する地酒として知られている。

八海山の山腹には西武グループの西武・プリンスホテルズワールドワイドが運営する六日町八海山スキー場があり、鉄道事業法に基づくロープウェイも設置されている。2社によると、2019年には西武・プリンスホテルズワールドワイドと八海醸造がオリジナル日本酒を連携して発売。こうした縁がきっかけで「52席の至福」と「八海山」のコラボを企画したという。
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