熊本エリアのタッチ決済「本格導入」前倒し 熊本電鉄など鉄道・バス5社、乗継割引も



熊本電鉄など熊本エリアの鉄道・バス5社は2月24日から、クレジットカードなどによるタッチ決済を本格導入する。当初は3月上旬の予定だったが若干前倒しした。

タッチ決済を導入する熊本電鉄の列車。【画像:ゴンクロパパ/写真AC】

従来は九州産交バス・産交バス・熊本都市バスが一部のバスにタッチ決済を導入していたが、導入範囲を拡大。新たに熊本電鉄と熊本バスがタッチ決済を導入する。

本格導入後は鉄道が熊本電鉄の全線でタッチ決済が利用可能に。バスは九州産交バスの全線(一部高速バス路線除く)と産交バスの全線(コミュニティバス含む、一部高速バス路線除く)、熊本電鉄の全線(コミュニティバス含む)、熊本バスの全線、熊本都市バスの全線でタッチ決済を利用できるようになる。このほか、熊本市電もタッチ決済を導入済みだ。

産交バスの路線バスも全線にタッチ決済を導入する。【撮影:草町義和】

タッチ決済利用時の乗継割引も2月24日から導入する。バス・熊本電鉄(鉄道)・熊本市電に降車後90分以内の乗車であれば20円割引を適用する。地域交通系ICカード「くまもんのICカード」による乗継割引は従来通り。

熊本エリアのバスは全国交通系ICカードのサービスを昨年2024年11月に終了。タッチ決済に対応した機器への入替作業を進めていた。

《関連記事》
熊本の鉄道・バス5社、全国ICカード終了「1カ月前倒し」新決済の準備期間を確保
熊本市電「延伸事業も延期」へ 上下分離に続きスケジュール見直し