名鉄犬山線の石仏駅に東側駅舎を新設 10年間で利用者1.3倍に



名古屋鉄道(名鉄)犬山線・石仏駅(愛知県岩倉市)の東側に改札口を新設する工事が、3月から始まる。

石仏駅東側駅舎の建設用地。【画像:岩倉市】

石仏駅は現在、西側にしか改札口がなく、東側から駅にアクセスするためには踏切を渡って西側の改札口に向かわなければならない。さらに名古屋方面の列車に乗るには、駅構内の跨線橋(こせんきょう)を渡る必要もある。

岩倉市は「大変不便な状況」にあるとして、東側駅舎の整備に向けて名鉄などと協議。このほど東側駅舎の建設に必要な用地の買収が完了し、3月から東側駅舎の工事に着手することになった。西側も駅舎の改修やスロープ設置などが順次行われる予定。5月以降は東側駅舎の新設工事にあわせ、周辺道路などの整備も始まる予定だ。

石仏駅は、犬山線の岩倉~布袋間にある駅。利用者は近年増加傾向にある。1日平均の乗降人員は、2008年度が3088人だったのに対し、2017年度は3890人。10年間で約1.3倍になっている。

東側に新設される駅舎の位置。駅前広場なども整備される。【画像:岩倉市】