西武鉄道「武蔵丘イベント」2年ぶり開催 「クラシック」展示や「52席」カフェ営業も



会場となる武蔵丘車両検修場で留置される「52席の至福」。車内は事前予約制のカフェとして営業する。【画像:西武鉄道】

西武鉄道は5月13日、同社最大の車両検修施設「武蔵丘車両検修場」(埼玉県日高市)の一般公開イベント「西武・電車フェスタ2021 in 武蔵丘車両検修場」を6月5日に開催すると発表した。

この検修場の公開イベントは毎年6月に開催されているが、昨年2020年は新型コロナウイルス感染症の拡大を受け中止。2年ぶりの開催になる。参加費は一部を除いて無料だが、新型コロナ対策として完全事前申込制としている。

会場となる検修場では電車の撮影会やトラバーサーへの乗車体験、パンタグラフの操作体験、鉄道部品やグッズの販売などを実施。電車の撮影会では、10000系特急型電車のうち初代「レットアロー」5000系電車の外観を模した「レッドアロークラシック」編成と4000系電車を改造した観光列車「西武 旅するレストラン 52席の至福」を撮影できる。

開催日時は6月5日の11~15時。11時以降入場と12時以降入場の2種類の区分を設け、いずれも最終入場は14時になる。入場に際しては「電子入場券」が必要。5月25日10時からスマートフォン向けアプリ「西武線アプリ」で配布する。定員は11時以降入場分が1200人分、12時以降入場分が1900人分。それぞれ先着順の配布になる。

鉄道部品の販売会は11時30分~14時30分を4回に分けて実施し、定員は80人(各回20人)。参加に際しては「鉄道部品販売電子入場券」が必要で、5月25日10時~5月30日12時に抽選の申し込みを受け付ける。抽選結果は6月1日15時に発表する。

また、会場内に留置する「52席の至福」車内では同列車のデビュー5周年を記念し、事前予約制のカフェを営業する。営業時間は11時30分~14時20分で計3回実施。定員は各回52人で、参加料金は3000円。申し込みは専用ウェブサイトで受け付けている。

武蔵丘車両検修場は高麗駅から徒歩約15分。当日は特急列車の一部が高麗駅に臨時停車するほか、西武池袋線・飯能~高麗間で各駅停車の臨時列車を運転。飯能駅南口からの無料送迎バスも運転される。

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