中国・西安に地下鉄「環状線」まもなく開業 ネットワーク400km突破



中国の古都「長安」があった陝西省の省都・西安で、環状線の地下鉄がまもなく開業する。『人民日報』などが報じた。

西安地下鉄8号線に導入される車両。【画像:Liuxingy/wikimedia.org/CC BY-SA 4.0】

環状線として開業するのは西安市軌道交通集団(西安地下鉄)の8号線。2019年に着工した。国鉄在来線の西安駅からおおむね4~10km程度離れた主要地域を循環する。一周約50km弱で37駅。列車は内回り・外回りの環状運転を実施する。今年2024年12月中には営業運転が始まる見込みだ。

西安地下鉄8号線の路線図(赤)。【画像:OpenRailwayMap/OpenStreetMap、加工:鉄道プレスネット】
西安地下鉄8号線の駅。フルスクリーンのホームドアが導入された。【画像:西安地下鉄】

『人民日報』によると、8号線の開業で西安地下鉄のネットワークは総延長で400kmを突破するという。日本の東京メトロの総営業距離(195.0km)の2倍以上になる。

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