中国の首都・北京で12月15日、3号線と12号線、昌平線の地下鉄3路線が開業した。『中国新聞網』などが報じた。

3号線は第1期区間の東四十条~東壩北14.7km・10駅が開業。北京中心部を周回する2号線の東四十条駅から北東の郊外部に延びる。中間の朝陽駅は中国国鉄線のターミナル・北京朝陽駅への乗り換えが可能。3号線の開業により、北京にある鉄道ターミナルと空港がすべて地下鉄でつながった。
12号線は北京中心部を東西に横断するルートで四季青橋~東壩北の27.5km・20駅が開業。昌平線は北京中心部から北北西の郊外に延びる西土城~昌平西山口が昨年2023年2月までに開業しており、今回は中心部側の西土城~薊門橋が延伸開業して全長約44kmになった。

『中国新聞網』によると、北京の地下鉄ネットワークは今回の3路線の開業で総延長が879kmになったという。日本地下鉄協会が「地下鉄」として挙げている日本の地下鉄(各地の公営地下鉄のほか東京メトロ、みなとみらい線、大阪メトロ、北総鉄道、埼玉高速鉄道、東葉高速鉄道、アストラムラインを含む)の総延長(約850km)を超えた。
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